出張先での雑記帖



坂本
Sakamoto


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






2022年 11月 6日(日) 坂本(滋賀)


<ぶらり坂本>

 
滋賀県大津市坂本は日吉大社と延暦寺が共存し
神仏習合の街として栄えました。


(その1) 旧竹林寺


延暦寺の里坊群のひとつ。 元里坊 旧竹林院
里坊とは僧侶の隠居所のことで、比叡山の麓には今も多くの里坊が残されています。
旧竹林院は、里坊のなかでもとりわけ見事な庭園を持つことで有名。
江戸時代初期に築造された里坊の書院前庭園
大宮川を引き込み曲水とし八王子山を借景とした美しい庭です。
築山も起伏に富み、五重の石塔や井筒などの石造物も多く残っています。
逆さ紅葉と苔の美しい池泉回遊式庭園です。



リフレクションが幻想的ですね!



旧竹林院
大宮川を引き込み曲水とし
八王子山を借景とした美しい庭



旧竹林院(1階からの眺め)
大宮川の水を引き込み
滝組と築山を配した回遊式庭園



旧竹林院(2階からの眺め)
大宮川の水を引き込み
滝組と築山を配した回遊式庭園




2022年 11月 6日(日) 坂本(滋賀)


<ぶらり坂本>

(その2) 日吉神社


全国各地にある3,800余りの「山王(さん」の総本宮。
比叡山連峰 八王子山の麓に広がり、延暦寺の門前町坂本の鎮守神。
平安京遷都の際には、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、
都の魔除・災難除を祈る社として、また伝教大師が比叡山に延暦寺を開かれてよりは
天台宗の護法神として多くの方から崇敬を受け、今日に至っています。

天気が良いので「八王子山」の頂上付近にある奥宮エリア
(日吉大社の信仰の原点となった巨石(金大巌)を祀る奥宮)まで登りました。
奥宮からは坂本の街並み、琵琶湖、対岸にある三上山(近江富士)まで見渡せます。



秋の花手水も楽しめますよ!



一の鳥居
日吉三橋のひとつ。
走井祓殿社に向かう橋



走井橋

西本宮楼門
西本宮本殿(1586年の造営)
日吉造と呼ばれる独特の形



東本宮楼門
東本宮本殿(1595年の造営)
日吉造と呼ばれる独特の形



奥宮(三宮・牛尾宮)
三宮・牛尾宮の間にある
10メートルほどの大岩
日吉大社の始まりの場所



金大巌



2022年 11月 6日(日) 坂本(滋賀)


<ぶらり坂本>

(その3) 西教寺


聖徳太子が恩師である高麗の僧慧慈・慧聡のために創建
その後慈恵大師良源上人が復興したお寺。
1486年に真盛上人が入寺されるに至り不断念仏の道場となり、
全国に450以上の末寺を持つ天台真盛宗の総本山。

織田信長の比叡山焼き討ちでは、災禍を被りましたが、
明智光秀がその復興に尽力したことから、明智光秀ゆかりの寺となりました。

坂本の一帯の神社仏閣では、猿は神様の使いとされていて、
日吉大社の「神猿」に対し、西教寺は「護猿」と呼ばれています。



紅葉が色づき始めました!



総門
天正年間に坂本城主明智光秀が、
坂本城門を移築したと伝えられている城門
総門をくぐった先の一直線に伸びる参道



三羽雀(西教寺の寺紋)
天台真盛宗の寺紋
子孫繁栄やすずめの恩返しで知られる
報恩講の精神という意味があるようです。



本堂
1739建立。総欅入母屋造
小堀遠州作の庭園



明智光秀公と一族の墓
1582年にこの世を去った明智光秀は、
6年前に亡くなった内室・熙子や
一族の墓とともに祀られています。